Field maintenance News:測り記録する

あらゆる分野・あらゆる場所で活躍する記録計

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HIOKIの計測技術「はかる」は社会の安全を守り、
豊かな未来に変えてゆきます。

HIOKIの測る技術は、プラントやインフラ、ビル・工場の保守現場で使用され、安全な暮らしづくりに貢献しています。
また、自動車・新エネルギーをはじめとする次世代技術の開発や、高品質かつ低コストなものづくりを支えています。

ごあいさつ

現在、HIOKIが重点市場と位置づける自動車や環境・新エネルギー分野のお客さまや、工場設備の保守メンテナンス、食品、農業分野など、さまざまな使用シーンで活躍する記録計。
HIOKIでは、メモリハイコーダシリーズと、データロガーシリーズの大きく二つの記録計カテゴリがございます。
その中の数ある製品の中から、ポータブルタイプの記録計について、メモリハイコーダとデータロガーの違いや、それぞれの使い方などをご紹介いたします。
みなさまの業務の中で、お役に立てる記録計が見つかりましたら幸いです。

日置電機株式会社 フィールドメンテナンス担当



メモリハイコーダとデータロガーの違い

記録・波形観測装置として大別すると、
 ・高速域のオシロスコープ
 ・中低速域のメモリハイコーダ
 ・低速域のデータロガー

と、3種類に分類できます。
どう使い分けるかですが、測定したい信号波形の周波数や記録間隔による選択か、測定回路上でGND電位が異なる場合、入力する信号の電圧値などによって選択します。


メモリハイコーダの使い方(機能など)はコチラ [click]

データロガーの使い方(特徴など)はコチラ [click]

デジタルオシロスコープは高速現象を観測する点では優位ですが、オシロスコープはch間のGNDが共通であるため、測定回路においてGNDに電位差がある所での測定や強・弱電が混在するメカトロ制御回路等の測定では回路間の短絡ならびに地絡といった事故を引き起こす危険性があります。

メモリハイコーダはch間が絶縁されているため、商用電源のAC波形を観測しつつDCの制御系の測定や、インバータ、コンバータの入出力間の波形記録などが可能で、前述の強・弱電混在回路での測定において意力を発揮します。
またサンプリングスピードの向上により、可聴周波領域以上のf特をもち、後述の各種入力ユニットの充実により電気計測から機械・振動といった物理計測まで可能となりました。

データロガーは、信号記録をデジタル処理して記憶する観測装置のうちのひとつですが、最速100回/秒(100Hz)もしくは1,000回/秒(1kHz)のサンプリングスピードのため、メモリハイコーダやオシロスコープに比べると遅い事象の信号観測に向いています。
電圧レベル変動や温度観測が主たる用途ですが、他の観測装置に比べると低コストで100チャンネルを超えるような多くの信号を入力できるのが特長です。

※上の図は各分野別の信号波形の周波数帯域ならびに対応する波形観測装置の帯域を示します。


手のひらに載るコンパクトサイズ

メモリハイロガー LR8431

● 測定データをUSBメモリに記録し、手軽にPCに持っていくことができます!長期間に渡る測定は、信頼のCFカードに安心記録!
● リアルタイム記録中にメディア交換可能
● 熱電対測定の確度アップ (例:50℃水温測定時、従来機±3℃が±1.5℃)
● アナログ入力10ch絶縁
● 全チャネルで10msの最高サンプリングが可能
● ノイズに強い測定回路で耐ノイズ性向上
● 持ち運び楽々小型軽量ボディに、ワイド&高輝度液晶を搭載

LR8431の詳細(動画など)はコチラ [click]

LR8431の機能に加え、さらに低レンジの±10mVレンジや、移動平均、熱流測定機能などを追加した、上位機種のLR8432もございます。

LR8432の詳細(動画など)はコチラ [click]
LR8431とLR8432の違いの詳細はコチラ [click]

生産ラインから開発研究まで
幅広い分野で活躍する小型ロガー

<こんな用途に使えます>
●EV・HV向けモータ, インバータの評価に
 高速・絶縁入力でノイズの少ない安定した測定が可能
●空調設備の効率測定・性能評価に
 複数の吹き出し口の入出力や内部部品の温度など、多点同時測定に対応
●電子機器内部部品の温度測定、性能評価に
 風速変換機を組み合わせることで、装置内の冷却効率測定が可能


多チャネルタイプ

LR8450本体+U8552,U8550装着

メモリハイロガー LR8450

● 無線なしモデル/直結入力ユニット増設で最大120ch (LR8450)
● 圧力など各種センサーの出力電圧を1msサンプリングで測定
● ひずみゲージを直接接続して最速1msサンプリングで測定
● インバータなど高電圧・高周波周辺でも安定測定、ノイズの影響を大幅に低減
● LR8450本体に直結ユニット4台まで装着可能

さまざまなシーンに応じて、6種類の直結ユニットを自由に組み合わせ

3D View [click]
LR8450の詳細(動画など)はコチラ [click]

メモリハイロガー LR8450-01 無線LAN搭載モデル

● 無線LAN搭載モデル/直結ユニット,無線ユニット増設で最大330ch (LR8450-01)
● 圧力など各種センサーの出力電圧を1msサンプリングで測定
● ひずみゲージを直接接続して最速1msサンプリングで測定
● インバータなど高電圧・高周波周辺でも安定測定、ノイズの影響を大幅に低減
● 無線ユニットを使えば信号線の配線長を最短にでき、トラブルを防止 (LR8450-01)
● 無線LAN搭載のロガーを使えば、離れた場所のデータをPCで観測可能 (LR8450-01)

U8552×4台、LR8532×7台
合計 温度。電圧330チャネル対応
直結ユニット
電圧温度ユニット U8550 / ユニバーサルユニット U8551 / 電圧温度ユニット U8552 / 高速電圧ユニット U8553 / ひずみユニット U8554 / CANユニット U8555
無線ユニット
電圧温度ユニット LR8530 / ユニバーサルユニット LR8531 / 電圧温度ユニット LR8532 / 高速電圧ユニット LR8533 / ひずみユニット LR8534 / CANユニット LR8535

まだまだあります その他のデータロガー


手のひらに載るコンパクトサイズ

メモリハイコーダ MR8870

オシロと同じ波形観測と、実効値変動記録をこの1台で!

● 瞬時波形モードと、実効値変動の記録モードを搭載
● CFカードへのリアルタイム保存を実現
● 2台同期+付属PCアプリで4ch機として使用可能
● コンパクトボディで持ち運びが簡単、直感で使える簡単操作
● 超小型でありながら1Mサンプリングの高性能
● 小型で美しい、ワイドQVGA-TFT液晶を搭載

MR8870の詳細(仕様など)はコチラ [click]

1 ms間隔で実効値変動を長時間記録

実効値レコーダ機能を備えています。 瞬時停電を逃さず記録ができ、電圧降下などの長期の変動も逃しません。


メモリハイコーダ MR8880

コンパクトサイズで、高電圧から微小信号まで簡単操作の本格派レコーダ

● CAT III 600Vの絶縁性能、480V系ラインを直接測定可能
● 4ch絶縁入力(三相電源ライン+1chを同時記録可能)
● 過酷な環境に耐える、使用温度範囲:-10℃〜50℃
● 耐衝撃性&耐振動性(プロテクタ標準装備)
● 設定ナビ機能で、簡単に設定できる

MR8880の詳細(動画など)はコチラ [click]

外部メディアに直接保存可能

● 従来の CF カードに加え、手軽な USB メモリも使用可能
● 外部メディアにリアルタイム保存可能(最大 10kS/s)
● 測定中でも外部メディアを交換可能
  新しいメディアへの交換は、記録間隔の設定が「100 μ s」の場合
  20 秒以内に差し替えてください。
● 測定中に予期せぬ停電が起きても、外部メディアを保護
  メディアへの保存処理が完了するまで内部電源をバックアップ
  することで、信頼性の高いデータ収集を実現しています。

長期間に渡る大切なデータ記録に、工業用規格品の当社純正 CF カード /USB メモリの使用をお勧めします。

紙への記録

試験現場では、紙に書かせたい事もしばしば。
オプションで脱着可能なプリンタをご用意しています。


メモリハイコーダ MR8875

● 1000V入力対応, DC/RMS測定可能な入力ユニットMR8905を追加
● 熱電対温度測定を高速10msecで最高60chまで可能な多チャネル・ロガー
● 全ch同時、最高速度2μsecサンプリング可能な超高速・ロガー
● SDメモリカードにリアルタイム保存、長期の連続記録・ロガー
● 電圧・温度・歪み・CAN信号を16bit高分解能で測定
● 測定信号と同時にGPSデータ(位置、速度、高度情報)も記録
● FFT演算・波形演算機能で高度な解析を実現
● タッチパネルで軽快、簡単操作を実現
● 自動車関連計測で威力を発揮、耐振動・耐環境温度UP
● A4・薄型・ポータブルの3電源仕様

MR8875の詳細(動画など)はコチラ [click]

入力アンプはプラグインユニット形式

測定目的に応じアンプを選択、ご購入後の組み替えも簡単。
● 高圧系には1000V (CAT II), 600V (CAT III)まで直接入力で
きる、高電圧対応ユニットMR8905を用意。瞬時波形のほか、実効
値レベル波形の測定にも対応しています。
● 標準的な入力ユニットでも、新開発の小型差動プローブP9000
シリーズを使用すれば1000V (CAT III)の測定に対応できます。
● 高感度測定には1mV f.s.(最高分解能0.04μV)搭載のストレイン
ユニットMR8903。微小なセンサ出力の測定にも対応できます。

現場での作業性が大幅向上

高詳細8.4型高輝度TFTカラー液晶と直感的操作のタッチパネルを採用。

画面を反転表示させることが可能ですので、設置場所に応じて、入力ケーブルを引き回しやすい方向から出すことが可能です。


まだまだあります その他のメモリハイコーダ


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